激うまシュトゥルクリ！ザグレブで行くべきシュトゥルクリ専門店「La Struk」

シュトュルクリはクロアチアのザゴリェ（Zagorje）地方の伝統料理です。
ラザニアのような薄く広げたパスタ生地にカッテージチーズ・卵・サワークリームを挟んでオーブンで焼いたものになります。

ザゴリェ地方近くのスロベニアでも食べられている家庭料理の一つです。（旧ユーゴスラビアでは多くの伝統料理を共有しています）

「シュトゥルクリ」ってどんな意味？

クロアチア語で「Sturklji・シュトュルクリ」と読みます。

特別な意味はなく、クロアチア人の彼曰く「英語のStrudel（シュトュルーデル）からきてるんじゃないかな？」とのこと。
確かにパスタ生地をくるくる巻いた茹でシュトゥルクリもあるし、あながち間違っていないかも？

ザグレブのシュトゥルクリ専門店「La Struk」

ザグレブには有名なシュトゥルクリ専門店があります。

お店の奥には緑に囲まれた雰囲気のあるガーデンも。
今回は真冬だったので遠慮しましたが、春や秋などの季節にはお洒落なガーデンで伝統料理を楽しむのも素敵です。

30分ほど待って登場したシュトゥルクリ！
今回は王道の「ソルティ・シュトゥルクリ」「トリュフ・シュトゥルクリ」をオーダーしました。

出来立てを届けてくれるので、アッツアツです！！上のチーズはグツグツと音と立てている状態。
トリュフの濃厚な香りが最高に食欲を掻き立ててくれます。早く食べたい！！

とりあえず熱々を一口。

えっ…？？めっちゃくちゃ美味しい……。

「どうせパスタにチーズでしょ。味の想像できちゃうもんね」なんて思っていた私を平手打ちしたいです。

シュトゥルクリ、最高に美味しいです…！！！！！

チーズはチーズでもフレッシュチーズ・カッテージチーズなので、くどさは全くありません。
ホワイトソースとも違って、あるのはサワークリームのふわっと香る爽やかな酸味と甘さ。そしてしょっぱさ。

特にトリュフシュトゥルクリはブワっと鼻を抜ける香りが最高です。
王道シュテゥルクリも美味しいけど、私は断然トリュフ派です！！

大きいので食べきれるか心配していましたが、ペロッと完食。全く飽きもこず、最初から最後まで至福の一時を味わいました。
むしろもう少し食べたい。クセになる旨さ…!！!！

断面はこんな感じで、ラザニアのように薄いパスタ生地にクレームがたっぷりと挟まれています。
作り置きはせずに、オーダーが入ってからクリームを挟んで焼き上げるので、クリームがとろとろです。

旨い…旨すぎるよシュトゥルクリ！！！
こりゃ流行るのも納得です。

メニュー

メニューはシュトゥルクリのみ！
ご飯系のものから甘いデザート系のシュトゥルクリまで幅広く揃っています。
茹でシュトゥルクリが2種類・焼きシュトゥルクリが8種類と、選ぶ楽しみがあります。

どれもかなり美味しそうなので、大人数で行ったときは友人といくつか頼んで味比べしても楽しそうです。

アクセス・行き方

専門店「ラ・シュトゥルクリ / La Štruk」は、ザグレブ大聖堂の近くにあります。

一番簡単な行き方は、メインスクエアからドラツ市場→そのまま真っすぐ進みお土産屋の左手の階段を登る→左手の一番最初の小道の坂を下りる方法です。
ザグレブで一番人気があり常に満席状態のレストラン「Nokturno」の通路を挟んで手前にあるので、分かりやすいです。

お店の外から見える店内は小さく見えますが、店の前や奥・二階にも席があります。
またオーダーからサーブされるまで約30分かかるので、時間に余裕を持って訪れましょう。

日本でもシュトゥルクリは食べられる！

なんと日本でもあるレストランでシュトゥルクリが食べられます！
東京の京橋にあるクロアチア料理レストラン「Dobro」では、日本で唯一クロアチア料理を楽しむことが出来ます。

終わりに

今回初めて食べたシュトゥルクリでしたが、「どうしてもっと早く食べなかったんだろう…」と後悔するぐらい美味しかったです。

クロアチアグルメの中でも、かなり上位にランキングするぐらいオススメの料理です。

ただのチーズラザニアなんて侮らずに、ぜひぜひ皆さんクロアチアを訪れた際は絶品の「シュトゥルクリ」を試して見てくださいね！
濃厚な味に虜になること間違いなしですよ～～！！