最近よく聞く、エミレーツ航空のコロナ保険って?
コロナウイルスの感染拡大で世界中を影響を受けている影響で、国を超えての移動はどんどん難しくなっています。
入国ルールも新たなアップデートが毎日のようにあり、1週間先を予測することも困難です。しかし仕事や家庭状況など様々な理由で飛行機に乗らないといけない状況にある人もいます。
そんな中、エアライン業界で世界に先駆けて無償のコロナ保険の提供を始めたエミレーツ航空。
今回はそのマルチリスク保険の利用方法・適用条件・補償期限・補償内容・利用時の注意点について詳しく解説します。(コロナ禍での搭乗機はコチラ)
適用条件は?
エミレーツ航空のマルチリスク旅行保険は特別な申請は必要なく、目的地や座席クラス問わず2020年12月~2021年3月31日の期間に購入されたすべてのエミレーツ航空・航空券に対して自動付帯されます。
共同運航便など、エミレーツ航空を通して購入したコードシェア便(航空券番号が176から始まるもの)で提携航空会社が運航する場合は適用されますが、提携航空会社経由で購入したチケットでエミレーツ航空が運航するフライトに乗った場合は適用されないので注意しましょう。
(例:JALで成田-ドバイを購入してエミレーツ航空の運航機材に乗った場合は非適用)
また期間内に購入した航空券に対して、2021年3月31日以降に日付の変更をした場合も非適用となります。
2020年12月1日から2021年3月31日**までにフライトを購入される場合、マルチリスク旅行保険*が自動的に航空券に付帯します。
特定のフォームに記入いただく必要はありません。emirates.com、エミレーツ・コンタクト・センター、代理店、または旅行会社でフライトをご購入ください。
エミレーツ航空HP
有効期限は?
往復チケットの場合:出発日から最大365日
片道チケットの場合:目的地到着48時間後まで(補償費用期限は到着から31日まで)
往復旅行の全期間または出発国からの出発日から最大365日のいずれか早く終了する期間が補償の対象となります。
片道旅行の場合、最終目的地への到着から48時間後に補償が終了します。緊急医療費と海外隔離費用の補償は最終目的地への到着から31日後に有効期限が切れます。
エミレーツ航空HP
補償内容の詳細
コロナウイルスに感染した場合の旅行キャンセルや隔離費用に対しての手厚い補償が用意されています。
- 海外医療費:最大500,000ドル
- コロナ陽性による旅行キャンセル:最大7,500ドル
- コロナ感染のための海外隔離費用:150ドル/日(連続最大14日まで)
海外医療費および緊急避難時の費用最大500,000米ドル。
新型コロナウイルス(COVID‑19)の罹患または保険契約に明記されているその他の理由により旅行がキャンセルされた場合、最大7,500米ドル。
新型コロナウイルス(COVID‑19)のために学年度が出発日以降に延長され、ご搭乗者またはその親族が初等・中等学校の正規の教員、従業員、または学生である場合に旅行がキャンセルまたは短縮された場合、最大7,500米ドル。
ご搭乗者またはその親族*が新型コロナウイルス(COVID‑19)を含み、海外で疾病に罹患し、帰国する必要があるために旅行期間が短縮された場合、最大7.500米ドル。
新型コロナウイルス(COVID‑19)検査または空港での健康診断を受診できなかったために旅行を中止する必要がある場合、最大7,500米ドル。
新型コロナウイルス(COVID‑19)検査で陽性となり、海外に滞在中に偶発的に必須の自主隔離が必要とされる場合、連続する14日間まで、ご搭乗者1人につき1日当たり150米ドル。
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補償を利用する場合の注意点
補償利用時の手続きも24時間サポートに連絡とシンプルですが、対応言語11ヵ国に日本語はないので英語で対応が必要となります。
また補償には事前の承認が必要なので必ず適用の確約を取りましょう。
保険の補償申請を希望される場合は、24時間サポート電話番号にご希望の言語でご連絡ください。本補償は別の都市にお乗り継ぎの場合にも国に関わりなく適用されます。
費用は事前の承認が必要です。規約条件が適用されます。英語 +44 1273 456672
エミレーツ航空HP
Uk.assistance@aig.com
エミレーツ航空の運航状況
現在日本(大阪・成田)を含め120都市へ運航再開をするまでに路線数が戻ってきています。
ドバイでの乗り継ぎが必要にはなりますが、特にヨーロッパやアフリカ圏へ強い運航網を持っているので日系エアラインでカバーされていない路線に対して選択肢に挙がりやすいエアラインです。
またドバイ空港は世界最大の空港なので、トランジットでも飽きることなく過ごすことが出来ます。
エミレーツ航空の最新運航路線についてはこちらから
まとめ
新型コロナウイルス(COVID-19)の医療費や隔離費用を補償負担する世界初の航空会社となったエミレーツ航空。
同社のマルチリスク保険は無償の自動付帯にも関わらずしっかりとした補償内容となっているので、少しでもコロナ下での旅行の不安を減らしてくれそうです。