アドリア海の港町・プーラとは?
東欧クロアチアのアドリア海に面するイストラ半島。
美しい街並みが残るイストラ半島の都市の中でも、古代ローマ帝国時代の遺跡が数多く残るプーラの街は、クロアチアの他の都市とは少し異なった雰囲気を漂わせています。
見逃せない観光スポット!
ここはローマ?世界遺産の円形闘技場/アリーナ
約2000年前に建てられたプーラのアリーナ。縦130m・横幅100mの広さには約2万人の収容が可能だったと言われています。またヨーロッパ内に残るアリーナの中で最も保存状態が良いものとして知られています。
入場料を払うと中に入ることもでき、より強く古代ローマ時代の雰囲気を感じることが出来ます。夏の間はグラディエーターの催し物をしているので要チェック!
外側からも中は見えるので、気軽に少しだけ観たいなという方は柱の隙間から覗いてみましょう。ゆっくり座ってみたい方は、正面左側にあるカフェが特等席でアリーナ内が見えるのでおススメですよ。
ちょぴり豆知識💡
「プーラの闘技場はコロッセオとは呼ばない⁉」
有名なローマに残る最大のアリーナのみをコロッセウム/コロッセオ(ラテン語で巨大の意味)と言い、その他の闘技場は「アリーナ」と呼びます。
ローマ時代を思い起こさせるセルギウスの凱旋門
プーラの遺跡巡りはこのセルギウスの凱旋門からスタートします。
どっしりと構えるように建つ門は、プーラの街のシンボル。
古代ローマ時代の権力者だった「セルギウス家」により建設され、門は優美なコリント様式でその美しく豪華な装飾から「黄金の門」とも呼ばれます。
門の前は広場になっており、プーラの人々の待ち合わせ場所になっています。
また門周辺はショッピングストリートになっており、お土産屋やレストランも多いので歩くだけでも楽しいエリアです。
アウグストゥス神殿
凱旋門をくぐった先に待つのは巨大なアウグストゥス神殿。
約2000年前に16年の歳月をかけ完成した神殿は戦時中の爆弾によって破壊されてしまいましたが、1947年に再建されました。
神殿がある広場では路上ライブを行っていることもあり、「古代遺跡の中でのコンサート」気分が味わえるかも?
おすすめ料理・食べ物・レストラン
イストラ半島のごはんはどれも美味しかったのですが、一番記憶に残っているのがイカのグリル。
ふらっと入ったレストランでの一品ですが、未だに「また食べたい…」と頭から離れないほど。日本のイカ焼きのような弾力のあるイカではなく、とっても柔らかいんです。なのに噛めば噛むほど口の中にホロホロと旨味が広がっていく…。
オリーブオイルとガーリックのシンプルな味付けだけなのにこんなに美味しいのは、素材が新鮮だからでしょうか?
つけ合わせのポテトとほうれん草もかなり美味しく、大満足の夕食でした。
イストラ半島を訪れたら、シーフードは外せません!
プーラへの行き方・アクセス
バス
ザグレブ ⇔ プーラ(約5時間)
往復料金で約250kn(約4,300円)で、毎日4便運行しています。
詳細はこちらからご確認ください。
飛行機
ザグレブ空港からプーラ空港まではフライトがあります。
時間がない方やイストラ半島を周遊予定の方は、飛行機のプランがおススメです
ザグレブ空港 → プーラ空港(約2時間)
直行便はなく、ザダル経由のフライトになります。(往復:約€100)
プーラ空港 → ザグレブ空港(約40分) 直行便
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プーラ・おススメの季節
アドリア海に位置するプーラは、夏が最高におススメの季節。
6月下旬~9月下旬までは観光のピークを迎え、街が活気に溢れます。あまり雨が降らない地域なので、天気によって観光計画が左右されないのも利点です。観光地の近くにビーチおあるので、歩き疲れたらキラキラ透き通る海に飛び込むなんてことも!
一方、夏の観光シーズン以外は休業するお土産屋さんやレストランもあるので注意が必要です。