以前エアラインスクールに通わずに半年でエミレーツ航空のCAに合格した勉強法をお伝えしましたが、いくつか質問をいただいたので実際に利用したサイトやテキスト、勉強法をもう少し詳しく書きたいと思います。
「CAになって世界を飛び回りたい!」と思った私は時間を見つけて、エアラインスクールには通わずに短期決戦で徹底的に英語や面接の練習の努力しました。
客室乗務員を目指す方はぜひ参考にしてみてくださいね。
エアライン情報を逃さない
CAなりたい!と思った23歳の当時、エアライン業界の採用試験や募集要項など全く知りませんでした。そこでまずはエアライン情報を集めました。
以下はブックマークしていたサイトです。
◎クルーネット
→航空会社の募集情報を確認できる最大エアラインコミュニティ
◎TOKYO VIC ACADEMY
→大手エアラインスクールVICのブログ
◎sky-passport
→航空業界総合情報サイト
クルーネットでは受験生や現役客室乗務員の掲示板があり、最新の有益情報が溢れているので、必ず登録しておきましょう!
CAを目指す受験生と交流ができるので、モチベーションも上がります。
日系はもちろん、外資系エアラインは情報がなにより大事です。募集が出てから1、2週間でレジュメ(書類審査)締め切りも当たり前な世界。
逐一エアラインまとめサイトやエアラインスクールの掲示板をチェックするようにしました!
英語漬けの生活を作る
朝起きてニュースを見て感じたことや、朝駅に向かう時にふと何気なく考えていることをとにかく口に出していました。
すぐに言えなかった言葉やフレーズはその場で調べて実際に口に出すことを徹底しました。
半年で合格!外資系CAになる条件&努力した4つの事【エミレーツ航空・カタール航空・エティハド航空】 | クロアチアトラベル (japancroatia-travel.com)
CAになる!と決意した私は生活習慣を改善しました。(というと、、なんだかおおげさですが…笑)
私は勉強でも興味のあることに対しても全力一直線なところがあります。
外資系CA受験では英語に触れる機会が絶対的に少ないと感じたので「無理やり英語環境を作る」ようにしました。
皆さん、勉強するときって「さあ勉強しよう!」と思ってテキストを広げたり机に向かいますよね。そうなると、勉強しようと思ったときにしか勉強できません。そうではなく、私は日常生活の中に英語を取り入れました。
朝起きたら ” Good Morning”、
ニュースを見たら、”That’s so impressing!! I think~ “、
今日は何しようかな…と思ったら “hmm…What should I do…”
簡単な単語やフレーズでも思ったことを、とにかく英語を話す・口に出すことを徹底しました。頭の中で考えるだけではなく、口に出すことが大切です!
そうしてみると意外と言いたいことが全然言えないんですよ(笑) 例えばイディオムを知らなかったり単語が分からなかったりと自分自身の弱点が見つかります。
そして一番重要なことは「言えなかった言葉は必ずその場で調べる事」。
今の時代は携帯があればすぐに英語ー日本語の翻訳が出来るので便利ですよね。
まずは一日、一週間…と英語スタイルの日常を作ってみてください。
単純だけど、「英語漬けの日常生活を作る」
この方法が一番簡単で一番効果があります。
毎日駅から自宅までの道で携帯を耳に当てながら、今日の出来事を英語で話すということもしていました。(変な人と思われたくないから、携帯で話している風を装いながら…笑)
朝活でカフェで勉強
会社の駅にカフェプロントがあったので、朝7時~8時半の出社時間まで勉強していました。
在籍していた部署が忙しく退社が9時過ぎることも多く帰宅後の勉強が難しかったので、夜はダラダラせずにそのまま寝る→朝早く起きて勉強するリズムを作りました。
朝カフェで良かったのは、満員電車を避けられることとモチベーションの高い人に囲まれて勉強できたこと。
朝8時前のカフェって意外に人がいるんです。
ビジネス書や参考書を開いている目標に向かって頑張っている人たちが多く、勉強に集中できる良い雰囲気が流れています。
静かですし、朝メニューのお手頃価格で朝ごはんも取れるし、朝のカフェでの勉強かなりおススメです。
私は会社から一駅の場所に住んでいて電車内での勉強はしなかったのですが、もし通勤や通学時間が長いのならそちらも有効活用するのが良いと思います。
朝活で、エアライン受験用に私の利用していたテキストはこちらです。
◎English Grammer In Use
◎キクタン6000
◎ターゲット1900
◎TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術(TOEIC対策)
当時TOEICの点数が840点あったのでレジュメのために受けなおすことはしませんでしたが、点数が足りてないと感じる方はTOEIC対策の問題集も解くと良いと思います。
CA受験に利用したテキスト
英語文法を学ぶのにこれ以上最適なテキストはないです。一冊終えれば英語の文法をマスター出来ます。
全編英語のテキストなので難しそうにみえますが、分かりやすく簡単な英語で解説してくれています。
参考書は1冊終えることが最も重要なので、是非最後まで頑張って取り組んでみてください。びっくりするほど、文法が理解できるようになります。
英語は単語勝負なところもあるので、語彙力を高めることが大事です。
私はターゲット1900を朝活と夜寝る前に徹底的に記憶しました。キクタン6000はターゲット1900とほぼ同じレベルなので、好みで選んでいいと思います。
電車通勤や通学の方は、それも有効活用しましょう!両単語帳とも音声をアプリからDL出来るので、満員電車でも本を広げずに勉強できます。
TOEICでの高得点はレジュメ通過に重要である一方、実践的な英語力とはまた少し異なります。
私個人の意見ですが、TOEIC対策に時間を使うなら実践英会話に力を入れるべきかなと感じます。
1ヶ月の間に1冊集中して対策集を解いて、早めにTOEICの点数を上げましょう!
英会話スクールで実践英語力を鍛える
前職の会社の福利厚生で月1万円でビジネス英会話スクールに通うことが出来たので、残業がない日は週2回入社してから退職するまで通っていました。(全く行けない週も何度もありましたが…)
大学時代1年間の語学留学をしていたのである程度話せると思っていましたが、英語は忘れるのがあっという間で会話力のレベルは落ち切っていました。まずは英語での会話に慣れ、論理的に話せるようになる練習を英会話クラスでは学びました。
外資系エアライン受験は一次面接から最終面接まで全て英語のみです。
分からない単語や言い回しがあっても辞書を開くことはできません。
会話の中で意味を予測したり、知っている単語で説明をしたりする実践力を英会話スクールでは身に着けました。
英単語やイディオムを覚えても実際に使えなければ意味がありません。
英会話はエアライン受験の実践的な練習として一番役にたちました。
おすすめ英会話スクール
私は会社から数駅離れたスクールに通っていましたが、通いやすい英会話スクールを探してみるのが良いかと思います。
英語が必要な社会人の方がいるビジネス系の英会話スクールか一対一のマンツーマン形式がおススメです。これはビジネス英語を学ばなければならないというより、楽しいだけのスクール生同士のなれ合いにならないためです。
実践会話力が受験では最も大切なので、英語を話す(読む・書くではなく)機会をできるだけ増やしてみてください。
最近はお手頃価格でクオリティの高いオンラインスクールも沢山あるので、いくつか試してみて自分にあったスクールを選んでみてください。1対1形式かつ自宅で勉強できるので、時間の有効活用ができます。
以下のスクールは無料体験もあるので、まずは実際に試してみて自分のスタイルに合うかの確認がおススメです。
無料体験があるオンライン英会話スクール
◎DMM英会話
★希望に合わせて、様々なスタイルのレッスンの受講が可能。一日25分のレッスンなので、無理なく学べる。
→月額:15,800円 (税込)(1日1レッスン計25分プラン)
無料体験で25分の無料体験レッスンが2回受けられます。
◎ネイティブキャンプ
★一対一形式なので、応用が利く点が良いところ。面接対策などの細かいリクエストにも応えて貰える。
→月額16,280円 (税込)予約不要で24時間365日好きな時に無制限のレッスン。
スマホ、タブレットからもレッスン可能です。
1週間の無料体験あり。
※予約不要・レッスン回数無制限が月額324円
英語力は話してこそ身に付くので、英会話スクールでも家で独り言でも良いので、是非毎日英語を実際に話してみてください。
エアラインスクール・エアライン専門学校は必要?
私個人の意見と経験ではエアラインスクールに通う必要はないと思っています。
既卒受験でスクールに通う時間が取れなかったり、金額的にも結構する(約50万円)ので無理に通う必要は全くありません。
もちろん、同じ夢に向かって共に頑張る仲間に出会えたり実際に憧れのエアラインで働いている先輩から話を聞けたりと魅力的な点も沢山あります。
一方でスクールに通う=合格では全くなく、大切なのは自分が必要としている学習ができるかです。しっかりと組まれたカリキュラムがあなたには必要なのか、それとも空いた時間で上手く自己学習ができるのか、じっくりと考えてみると良いかもしれません。
英字新聞を読む
面接終了時に、このままじゃ受かってもトレーニングについて行けないと思う。英字新聞やBBCニュース等で沢山勉強して
外資系CAに採用された英語力とTOEICの点数【エミレーツ・カタール航空採用試験&トレーニング&採用面接情報】 | クロアチアトラベル (japancroatia-travel.com)
エミレーツ航空の最終面接に面接官から言われた言葉です。
「絶対に落ちた…」と絶望して、面接後に号泣しました…。
ただ、ここで落ち込んで数日数週間を無駄にするより、この悔しい気持ちをバネにしてやろう!!とその足で本屋さんによって英字新聞のジャパンタイムズを買って帰りました。
これまでの英語のテキストと単語帳・英会話スクール・英語脳を作ることにプラスして、英字新聞を読んで英語上達を図りました。
この数週間後にドバイからのゴールデンコールを受けることになるのですが、自暴自棄にになり英語の勉強を止めていなくてよかったと心から思いました。(英語は上達のスピードはゆっくりですが、落ちるときは驚くほどあっという間ですからね…涙)
私は週刊紙を購読しましたが、ネット新聞は無料で読めるのでぜひブックマークしてみてください。
◎The Japan Times Alpha
★英字新聞社ジャパンタイムズが発行する英語学習者向けの週刊紙。
和訳・解説付きで、辞書をひかずに効率的に読むことが可能。ネイティブによる記事の読み上げ音声もあり、毎日の通勤通学時やスキマ時間を使って、気軽に英語学習の時間が確保できることがポイント。
→月額1,250円。毎週指定先の住所に届けてくれます。
◎The Japan Times
→日本のニュースが英語で書かれているネット新聞なので、時事問題やビジネス英語に強くなります。
CAになるには
何度も言いますが、エアライン業界は少し特殊で「諦めずにチャレンジし続ければ」必ず叶います。
初めての受験で合格する人、10回目の受験で夢を手にする人とそれぞれタイミングは異なりますが、実力・タイミング・運・ご縁と色々な要素が重なって内定に繋がります。
本当にCAになりたいという強い気持ちがあれば、必ずどこかのタイミングで空を飛ぶことができます。私がエミレーツ航空に落ちたと思い、号泣した日に励ましてくれた友人たちも今では皆空を飛ぶ夢を叶えています。
ぜひ夢に向かってチャレンジしていってくださいね!皆さまといつか空でお会いできますように…!