まだまだ旅行に関しての情報が多くないクロアチア。
「クロアチアのチップ事情はどうなっているんだろう?」と、悩んでいる旅行者の方も多いんじゃないでしょうか。
今回はクロアチア在住の筆者がそんな悩みに詳しくお答えします。
チップはどれくらい渡せばいい?
タクシー・Uberでのチップ
チップ文化が強く根付いているアメリカやイギリス、フランスとは異なりクロアチアにはチップ文化は(まだ)強くありません。
タクシーやUberでのチップは不要です。
ただ大きなスーツケースを何個も出し入れしてくれた場合などは、5~10クーナほど渡すと喜んでもらえます。
クロアチア到着後で少額のキャッシュがなかったり、カードで支払いをする際などは無理にチップを渡さなくても大丈夫なので心配しないでくださいね。
高級ホテルでのチップ
クロアチアのSOBE(アパートメントホテル)やairbnbなどの滞在先ではもちろんチップは渡さなくて大丈夫です。
4つ星以上のベルボーイやベルガールがいる高級ホテルでは、荷物を運んで貰ったりした場合には5~10クーナほどの小さな額の紙幣を渡すとスマートです。
アメリカのように枕元のチップはなくて大丈夫ですよ。
飲食時のチップ
カフェでのチップ
ドリンクを飲むだけのカフェではチップは置かなくて大丈夫です。
バーやホテルラウンジでは端数を切り上げたり10クーナほどの少額紙幣を心づけとして渡すとスマートです。(レシートやメニューにサービス税込みと書かれている場合はチップ不要です)
レストランでのチップ
大衆食堂やテイクアウト、ファーストフード店などでのチップは不要です。
中級~高級レストランや「良いサービスだな」と感じたときに食事金額の端数を切り上げて渡したり、お会計の後に会計金額の10%ほどをテーブルに置くことが多いです。
絶対に10,20パーセントのチップを払わなければダメだったり、チップを渡さないことで店員さんの態度が悪くなったりすることは全くないので、心配しないでくださいね。
あえて言うなら、心づけとしてチップはあります。
義務ではないけれど、渡せば喜んで貰えます。
気を付けよう!地域での会計方法の違い
クロアチアではザグレブやその他の観光エリアで、会計の仕方が少し異なるので注意しましょう。
アドリア海岸沿いの観光地
ザダルやドブロブニクでのカフェやレストランでのお会計で現金支払いの場合、ウェイターさんにレシートを貰ったら金額分をテーブルに置いて退出可能です。勿論ウェイターさんに渡しても大丈夫です。(小さなお店等ではテーブル会計ではなく、レジで支払いする必要がある場合もあります)
ザグレブやその他のエリア
他のヨーロッパや沿岸沿いの観光地とは違い、テーブル会計の場合も必ずウェイターさんに支払い金額を渡しましょう。
ザグレブでは現金を置いて退出することは非常識(というより、食い逃げ)になるので、ご注意を!
クロアチア・チップ文化まとめ
クロアチアではチップ文化がまだそこまで根付いてはいませんが、お会計時に丁度小銭(1クーナ以下はマナーとして置きません)が余っていたり、端数分を切り上げて渡したりするとスマートです。
日本人の感覚からすると、「チップっていつ渡せばいいの?」「どれぐらい渡せばいいの?」と心配になるかもしれません。日本ではサービスの対価としてのチップの感覚がないので、なかなかチップ文化が分かりにくいかもしれません。
チップは絶対に渡さなければいけないとは考えずに、素敵なサービスを受けた時に払うという気持ちでいれば大丈夫です。
素敵なクロアチアの旅になりますように!